

目次
Illustrator(イラストレーター)

通称AI(Adobe Illsutratorの略称)と呼ばれる、デザインでは基本中の基本と言えるデザインソフトで、おそらくデザイナーの99%はAIを使っていると思います。

「オールラウンダー」
どのソフトを使おうか迷ったら、まずはAIから使い始めましょう!
紙媒体からロゴ、イラスト、バナーデザインなど、分野を問わずにほとんど何でもデザインできるソフトです。
直観的に操作が出来るので、初心者でも非常に使いやすいのも魅力の一つです。
私が特に大好きなAIの機能は、“整列機能”です。
エクセル、ワード、パワーポイントといったソフトとは比べ物にならない程使いやすく、情報をサクッと美しく整列できます。
制作物のデザイン性を格段に良くするAIに慣れてしまうと、ExcelやWordでデザインするのが阿保らしくなりますよ!
下記の表に、AIが得意とする分野・不得意とする分野をまとめました。
画像加工には不向きですが(簡単な加工ならできる)、後は何でもデザイン出来ます。
分 野 | 向き・不向き |
---|---|
紙媒体のデザイン (名刺、ポスター、チラシ、はがき等) | ◎ |
パッケージデザイン (パッケージの台紙やタグ等) | ◎ |
冊子のデザイン(10P以上) | △ |
ロゴデザイン | ◎ |
イラストデザイン | ◎ |
キャラクターデザイン | ◎ |
バナーデザイン | ◎ |
その他、ウェブ用 デザインパーツ | ◎ |
プレゼン資料の作成 | 〇 |
画像加工 | × |
動画のカット作成 | 〇 |
分野を問わず、これからデザインを学ぼうという方は、まずはAIの習得をオススメします。
Photoshop(フォトショップ)

通称PS(Photoshopの略称)は画像加工には欠かせないソフトで、AIと並んで基本と呼べるソフトです。
なんでもAIよりもPSを好んで使うデザイナーさんは、結構多いんだとか。

「画像加工の究極ツール」
画像加工をメインに行いたい方は迷わずPSです!
画像編集のための優れた機能を搭載しており、補正・修正はもちろん、凝った画像の制作など、画像の加工に関わることは、ほぼ何でも実現できてしまう高機能ソフトです。
ただ全ての機能を使いこなそうとするとなかなか大変。
基本的な機能だけを習得したら、後はネット上に転がっているPS用のアクションライブラリー(ボタン1つで自動加工が実現)を活用しましょう。
アクションライブラリーを使えば、初心者でも簡単に凝った画像の編集ができますよ!
以下、PSが得意とする分野・不得意とする分野をまとめました。
画像加工に強い反面、個人的にいは紙媒体のデザインにはやや不向きかなと。
分 野 | 向き・不向き |
---|---|
紙媒体のデザイン (名刺、ポスター、チラシ、はがき等) | 〇 |
パッケージデザイン (パッケージの台紙やタグ等) | 〇 |
冊子のデザイン(10P以上) | △ |
ロゴデザイン | ◎ |
イラストデザイン | ◎ |
キャラクターデザイン | ◎ |
バナーデザイン | ◎ |
その他、ウェブ用 デザインパーツ | ◎ |
プレゼン資料の作成 | △ |
画像加工 | ◎ |
動画のカット作成 | ◎ |
AIとの大きな違いは操作性で、直観的な操作性という部分ではAIよりも下回ります。
デザイン講座で私が初心者にPSを教えると、例外なく皆さん操作に戸惑います。
そのため初心者には敬遠されがちなんですが…
AIと組み合わせると出来ることが広がるので、絶対に習得して欲しいソフトの1つです!
InDesign(インデザイン)

略称IDは、冊子媒体を作る上で欠かせないソフトです。
雑誌編集に関係している方であれば、IDを使っている人は多いのではないでしょうか?

「冊子デザイン超効率化ツール」
冊子モノを美しく・効率よくデザインするなら、IDは欠かせないソフトです!
ポスターや両面のチラシといったぺラ物の紙媒体であればAIでデザインできるのですが、情報量の多い冊子モノになると、AIだと効率が悪くなります。
特に文字編集やページの差し替え等、AIでやろうとすると基本手動なので結構面倒です。
IDには文字や段落の一括編集機能、ページの並び替え機能など、冊子制作を超効率化させる機能が豊富に搭載されております。
またエラーチェックの機能があり、ページごとに文字化けや文字のはみだしがないかを自動検出してくれるため、いちいち目視で一ページずつ確認する手間を省いてくれます。
さらに!
InDesignにはプロ並みの文字組機能が搭載されており、特に難しい知識がなくても美しい文字組を実現することが出来ます。
私が初めてInDesignを使ったときは、この文字組の機能にかなり感動しました。
以下、IDが得意とする分野・不得意とする分野をまとめました。
冊子モノに特化しているので、それ以外のデザインにはあまり向いておりません。
分 野 | 向き・不向き |
---|---|
紙媒体のデザイン (名刺、ポスター、チラシ、はがき等) | 〇 |
パッケージデザイン (パッケージの台紙やタグ等) | 〇 |
冊子のデザイン(10P以上) | ◎ |
ロゴデザイン | × |
イラストデザイン | × |
キャラクターデザイン | × |
バナーデザイン | × |
その他、ウェブ用 デザインパーツ | × |
プレゼン資料の作成 | ◎ |
画像加工 | × |
動画のカット作成 | × |
操作性はAIやPSと比べ複雑になるので、慣れるまでにやや時間がかかります。
とはいえ冊子モノをガンガン作りたいなら絶対に使えるようにしましょう!
基本的にはAIやPSで素材を作り、IDで調理するといったイメージで使い分けると良いですよ。
Dreamweaver(ドリームウィーバー)

略称DWは、上記の3ソフトと大きく異なりデザインではなく、WEBのコーディング(htmlやCSS、JSやPHPなどの記述)のためのソフトです。

「WEB制作を極めたツール」
WEBを自前でカスタマイズしようとするならば、DW習得は必須です!
コード記述を簡略化させる機能、デザインプレビューを見ながら記述する機能、直観的なhtml、CSSの記述機能、WEBバリデーション機能(エラーチェック)などなど
WEB制作を効率化・安定化させるために、ありとあらゆる機能が搭載されております。
無料ソフトで有名なものではTeraPadがありますが、DWの方が比較にならないくらい使い勝手の良いものです。
以下、DWが得意とする分野・不得意とする分野をまとめました。
htmlとCSSのコーディングに特化しているので、デザインはできません。
分 野 | 向き・不向き |
---|---|
デザイン全般 | × |
html | ◎ |
CSS | ◎ |
JavaScript | ◎ |
PHP | ◎ |
その他、プログラミング | ◎ |
ちなみに、このサイトは賢威テンプレートを使っておりますが、DWを使ってオリジナルのカスタマイズをしております。
ネットビジネスに取り組まれるのであれば、覚えていて損はないソフトですよ!
【オマケ】Fireworks(ファイアーワークス)

略称FWは、ウェブデザインに特化したソフトで、バナーや記事用の画像など、デザインパーツを作るうえで非常に使い勝手がよいソフトの1つです。

「フォトショップとイラレの良いとこどり」
WEBに特化したデザインをするなら、Fireworksが非常に便利です!
AIと並ぶ操作性を誇りながらも、PSのような画像加工が出来ちゃうという優れものです。
AIとPSの機能の中から、WEBデザインに必要な部分だけを抽出して組み合わせた、そんな感じのイメージです。
FWがあれば簡単なバナーを作るために5分とかからず、こんな感じのアニメーションGIFもあっという間に作れます。

アニメーションGIFサンプル
以下、FWが得意とする分野・不得意とする分野をまとめました。
WEB用のデザインに特化しているので紙媒体には向きません。
分 野 | 向き・不向き |
---|---|
紙媒体のデザイン (名刺、ポスター、チラシ、はがき等) | × |
パッケージデザイン (パッケージの台紙やタグ等) | × |
冊子のデザイン(10P以上) | × |
ロゴデザイン | 〇 |
イラストデザイン | △ |
キャラクターデザイン | 〇 |
バナーデザイン | ◎ |
その他、ウェブ用 デザインパーツ | ◎ |
プレゼン資料の作成 | × |
画像加工 | ◎ |
動画のカット作成 | 〇 |
とWEBデザインでは欠かせないソフトなんですが…
最近、AdobeでFireworksの開発が中止されてしまい、今はCS6という旧バージョンしか手に入れることが出来ません。
現段階でCS6でも使えますが、今OSのアップデートが進むと後何年かで使えなくなる可能性が大です。
FWファンの私としては非常に悲しいですね…
以上、デザインソフトを用途別に比較してみました!
人によって使い方は若干異なりますが、これからソフトを触ろうとしている方は参考にしてみてください。
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柳井 謙一
柳井です。
デザインというとAdobeのソフトが有名で、出来ないことは無いと言えるくらい充実(数十種類)しております。
ただ種類が多いので初心者の内は、どれを使ったらよいのか戸惑ってしまうのではないでしょうか?
そこで、今回はAdobeの中でも代表的なソフトについて、用途別に比較をしながら使い分けのポイントを解説していきます。
※やや主観的な面もありますので、予めご了承ください。