

機能的価値、感情(情緒)的価値について

そもそもの「価値」についてですが、
モノでもサービスでも、お客さんはあなたの商品の「機能的価値」、または「感情的価値」に魅力を感じて購入します。
機能的価値とは?
機能的価値とは、視覚的に見れる・証明できる要素のことで、たとえば、最新のテクノロジーや、製品の品質、価格、サービス実績などを指します。
感情的価値とは?
感情的価値とは、たとえば、共感、ストーリー、イメージを指し、人の視角でなく感情や気持ちに訴えかけえるようなものです。
機能的価値は重要だが…
機能的な価値は、マーケティングにおいて非常に重要な要素です。
たとえば、プリウスはエコカーとして性能や価格面で優れており、その機能的な価値から世界中で支持されてますよね!
ただ、機能的価値は競合が真似しやすいという一面があり、これだけではブランディングができません。
現に、最近では続々とエコカーが販売され、激しい市場争いが繰り広げられてますよね。
感情的価値がブランディングにつながる!
一方で感情的な価値は機能的価値と違い、競合が真似することができない価値なので、ブランディングにつながる要素です。
たとえば、このブログで何度も紹介しているディズニーランドですが「大人も子供も、無心で楽しめる夢の国」といった感情的な価値を構築し、確固たるブランドを築いてます。
いくらほかのテーマパークが頑張ったとしても、ディズニーランドには絶対に代われません。
「唯一無二の存在になる」、これがブランド力であり、ブランド構築には感情的価値の提供が欠かせません!!
デザインは機能的価値?感情的価値?

さて、このブログのメインテーマでもあるデザインについてですが、
私個人としては、どちらの価値もデザインで提供できると考えてます。
たとえば高級感を感じさせたり、ハイテクな印象を与えたりする無難なデザインは、どちらかというと機能的価値に該当します。
このように表面的な要素は、商材の魅力を即座に演出するもので、他社にも真似できることです。
たとえば、iPhoneが流行して、スマフォはみんなiPhoneっぽいデザインになってますよね。
逆に「らしさ」を強烈に出したデザインは、感情的価値に当たります。
たとえば草間彌生さんのデザイン(というかアート)ですが、好き嫌いがはっきりしていて、その世界観に惹きつけられた人たちはこぞって買いますよね。
「なぜ好きなの?」と聞かれても、ほとんどの方は「なんとなく好き。。。」としか言いようがなく、この価値を真似しようとしても無理な話です。
つまりデザインは活かし方一つで、機能的価値にも感情的価値も提供できるということです。
技術的な価値を与えつつ、ブランディングする

デザインで価値提供するときは、技術的な価値を与えつつも、少しずつ感情的価値を意識しながらブランディングするようにしましょう。
いきなり自分の世界観を前面に出してしまうと、アート性が強くなり、これでは伸るか反るかの博打行為になってしまいます。
そこで、高級感や清潔感といった機能的なデザインをベースに、少しずつ自分の世界観を取り入れ感情的価値を高めていくようにしましょう。
大切なことは、ステージに合わせ、無理なくブランディングしていくことです!!
ご拝読ありがとうございました。
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ヤナケン
こんにちは!
柳井です。
デザインの価値って?
正直、抽象的でわかりづらいですよね。
今回はデザインが提供する価値について、私の持論を含めながら解説していきます。