
結果の出せない自己満デザイナーの典型例

「そのデザインは誰向けなんですか?どんな成果が期待できるのですか?」
自己満デザイナーにこう質問すると、だいたいは「私のデザインは最近のトレンドを取り入れてる」とか「私のデザインはブランディング用だから」といった具合に、横文字を使った曖昧な表現で自分のデザインを語ります。
また「他の企業もこうやってデザインしているから」といった具合になんとなく根拠っぽいことを言います。
私の知る限り、こういったデザイナーの9割方は結果を出すことが出来ておりません。
自己満デザイナーの特徴
自己満デザイナーの特徴として
- センスに対して高いプライドを持っており、自分の嗜好でデザインを進める
- デザインを使う(買う)お客さんのことをろくに考えず、どのように結果につなげていくのか戦略を描けない
といった傾向が見て取れます。
自己満でデザインしてしまうと…
で、自己満デザイナーが自己満デザインをするとどうなるのかというと、
- お洒落なウェブサイトなんだけど、全くアクセスが集まらない…
- センスを感じさせる商品だけど全く売れない…
- 販促を打ったけど、効果を感じられない…
といった具合に、結果が出せないことがほとんどです。
(時々ラッキーパンチが当たることはありますが)
結果を責任転嫁する傾向も
ところが結果に繋がらなかった場合、自己満デザイナーの中には「たまたまタイミングが悪かった」とか「お客さんがわかってない」とか責任を外部のせいにする人がいるんですよね。
これでは自己満から抜け出すことはできず、一生売れないデザインを作り続けることになります。

(補足)デザインのブランディングについて
デザインでビジュアルをガンガン強化してブランディングをすることは、ある程度、反応が取れた商品やウェブサイトであれば効果は期待できます。
ところが認知度が低くアクセスが集まらないウェブサイトや売れてもいない商品は、ビジュアルブランディング以前に、もっと優先的にやらなくてはならないことがあります。
例えばアクセスが集まらないウェブサイトであれば、リサーチをしてアクセスの集まるようなコンテンツを作るとか、商品が売れないのであれば現場で観察調査をして「なぜ売れないのか?どうしたら売れるのか?」を調べるといったことです。
このように初期段階でブランディングはあまり意識する必要はなく、それよりも素早くお客さんに受け入れてもらえるように調査とアウトプットの繰り返しが最優先になります。
自己満デザイナーを脱するために

自己満デザイナーを脱して、結果を出せるデザイナーになるためには、
- 自分都合の主観的な視点でなく、デザインを買う(使う)お客さんのことを考えた客観的な視点を持つ
- お客さんの属性や、お客さんのニーズに目を向ける
- デザインをどう結果に結びつけていくのか、戦略的な考え方を持つ
この3つのポイントを抑えることが大切で、これが習慣付くと、かなりの確率で結果が出せるようになります。
まぁ、お客さんのことをしっかり考え、デザインを戦略的に目的達成に活用すれば、結果が出やすくなるのは当たり前のことで、そんなに目新しいことを言っているわけではありません。

ただ個人レベルで活動されているデザイナーは、ディレクションを違う人に頼むわけにもいかないと思うので、自分一人でディレクションができるようにしておきましょう!
結果が出せるようになると…

ビジネス的に考えれば、結果を出せる(利益につながる)デザイナー・デザインが求められるのは当たり前のことで、結果の出せるデザイナーは需要が高くなります。
私の経験上、デザインで結果がだせるようになると、高い報酬設定でも仕事に困ることはなくなりますし、デザインを応用して自分で違うビジネスを起業しても成功しやすくなります。
いま思うように結果が出せていない(稼げていない)デザイナーは、ぜひ今回の記事を参考にしていただき、デザインに対する考え方を見直してみてください。
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柳井 謙一
柳井です。
どんなのオシャレで格好が良くいデザインでも、それがビジネスで結果につながらないのであれあ、全く意味がありません。
さらにデザイナーがどれだけ自分のセンスに自信があったとしても、結果に繋がらないデザインは自己満以外の何物でもありません。
※ビジネスにおいての結果とは利益を生み出すことです
今回は自己満デザイナーを脱し、結果を出せるデザイナーになるための心構えについて解説をしていきます。