柳井 謙一

こんにちは。

柳井です。

1つ1つ丁寧に作るハンドメイド作品。

minneやCreemaで見ていると、そのクオリティの高さに驚かされます。

が…

値段が安い!とにかく安い!

買う側としてはありがたいのですが、『これでは自分の時給も稼げないのでは?』と思うことがよくあります。

実はハンドメイド作品のデザイン性をもう少し磨いて、高値で売れる販路に出品するだけでもっと稼げたりします。

今回はハンドメイド作家向けに、収入を上げるためのデザインとマーケティング戦略について解説していきます。


デザイン戦略のメリット、デメリット

比較 メリット デメリット

作品の質を劇的によくする

ハンドメイド作家がデザインスキルを身に着けると、作品の質を劇的に良くすることが出来ます。

※デザインスキル習得については、デザインスキル習得のメリット、デメリットを参考にしてみてください。

作家としての可能性が広がる

デザインスキルを身に着け、作品のパッケージデザインを良くしたり、販促用のチラシを低コストかつ綺麗に作ったりと、作家としての可能性がどんどん広がります。

今までWordやExcel、パワポしか使ったことがないという場合、デザインソフト(イラストレーター、フォトショップ)を使えるようになるだけでも、制作の効率化とコスト削減につながります。

 

柳井 謙一

デザイン性が高くなると作品の価値があがるので、もっと高値で販売できるようになります!

デザインスキルを習得して作品に活かすまでのステップ

メンター 探し方

STEP1:デザインの基礎を習得する

基礎習得

まずはデザインスキルの基礎を身に着け、練習を積むことからはじめていきましょう。

デザインスキル習得について詳しくはデザインスキル習得の4ステップ(基礎編)を参考にしてみてください

 

デザインスキルは独学でも習得できますが、実績のあるデザイナーから教わったほうが必要なことだけを最速で学べ、収入を上げる具体的な活用方法まで習得することが出来ます。

STEP2:デザインを販促物や作品作りに活かす

練習を重ね、ある程度馴れてきたら、早速実践していきましょう。

いきなり難易度の高いパッケージやチラシに取り掛かるよりも、最初は難易度の低いものから実践していくことをオススメします。

低難易度:名刺など小さなものをデザイン

名刺サンプル

まずは小さな名刺やカードからデザインしてみましょう。

ちなみに名刺は自分の名前を単に知ってもらうものではありません!

渡した後に、お客さんに何らかのアクションを促す立派な販促物です!

目的を見失わずに、戦略的に作っていきましょう。

 

【反応が取れる名刺をデザインするポイント】

いきなりデザインするのではなく、まず掲載する内容を精査しておくことです。

  • 名刺やカードを渡す人はどんな人が多いのか?
  • どんなシーンで渡すのか?
  • 販売についての情報は?
  • 展示会のスケジュールは?

 

デザインというと見た目だけと思われがちですが、実はこうした戦略を考えることもデザインの大切な一要素です。

 

むしろ戦略の部分をすっ飛ばし見た目だけ重視してしまうと、高確率で自己満デザインになります。

例えば、特に女性の方に多いのですが、見た目にこだわりすぎるあまり、文字を小さくしてしまうケース。

お客さんの年齢が40代以上だと、小さな文字を読むのは物理的に大変なことなんですけどね…

 

名刺を渡す相手が人間であることを忘れず、思いやりを込めてデザインしましょう!

※配慮のあるデザインについてはデザインを整えることは、おもてなしの心も参考にしてみてください。

中難易度:フライヤー、チラシなどに挑戦

リーフレットサンプル

名刺が完成したら、今度はイベントや展示会用のチラシ、フライヤー、リーフレットなど、少し大きなものをデザインしていきます。

名刺と比べ情報量も多くなるので、ゼロから考えるのはとても難しいものです。

そこで、すでに完成されたデザインを手元に集め、それを参考にしながらデザインしていきましょう。

※詳しくは初心者でも綺麗にデザインができる「モデリングテクニック」を参考にしてみてください

 

柳井 謙一


繰り返しになりますが、いきなりデザインンするのではなく、まずは掲載する内容と活用方法を入念に精査しておきましょう。

この作業をするかしないかで、お客さんの反応も違ってきます。

高難易度:パッケージデザインに挑戦

パッケージデザイン

名刺やチラシなど広報物のデザインが終わったら、今度はいよいよ難易度の高い策人のパッケージ作りに挑戦していきましょう。

パッケージのデザイン性が良くなるほど作品自体の印象がガラリと変わり、お客さんに伝わる価値が高くなります!

既に販売をしている方は、パッケージの質を変えるだけで売れ行きに影響が出てくるはずです。

 

STEP3:格安のネット印刷を使い倒す

プリントパック

制作したチラシやパッケージなど、印刷するものは格安のネット印刷に発注しましょう!

ネット印刷の最大のメリットとして、自前印刷よりも安く・美しく・労力がかからないことがあります。

 

デザインを100%生かしたいと思うのであれば、ネット印刷は必須です!

必ず使えるようにしておきましょう!

ぶっちゃけ、ネット印刷のためだけにデザインスキルを習得してもいいくらいです。

※ネット印刷について詳しくは印刷経費を大幅に削減する方法を参考にしてみてください。

 

ちなみにネット印刷発注の最初難関として、入稿データ作成という作業があります。

入稿データは印刷業者によって若干仕様が異なるため、業者のHPに掲載されている入稿手順を参考に進めていくことになるんですが、これが馴れるまでは結構大変で…最初は何時間もかかると思います。

ただ、ここで諦めずに慣れてしまえば、次回からは30分かからずに簡単に発注できるようになりますよ!

STEP4:デザインで付加価値を付ける

利益率

付加価値とは作品の+αの魅力を引き出し、それを価値として作品に付加することです。

デザイン性が高くなるだけで付加価値は上がるので、身に着けたデザインスキルを積極的に活用していきましょう。

上手く付加価値が作れれば、より高い価格で販売が可能になったり、競合作品との差に繋がったりといいこと尽くしです!

むやみに安く売ると…

よくminneやCreemaを除いていると、とにかく売ることだけを考え、格安販売しているハンドメイド作家さんが多い印象を受けます。

確かに安ければ売りやすいので、売上だけは伸びるかもしれません。

ただこの場合、売上が伸びても儲からず忙しくなるだけです。

 

例えば原価400円の物を500円で販売した場合。

仮に100個販売したとして、売上は50,000円あるのに儲けは10,000円にしかなりません。

制作だけでなく梱包や顧客対応のことなども考えると、これでは労力に見合いません。

 

『安くしているから売れるんだけど、制作と受注発送作業に追われ忙殺される…』

こういった悪循環に陥らないように、しっかりと労力に見合った価格設定をしていきましょう!

“売る”よりも“稼ぐ”が大切

そもそもなぜ販売をするのかというと、それは稼ぐためですよね!

先ほどの原価400円の作品の値段を、800円に引き上げたとします。

そうすると利益が400円に膨らむので、1回の販売だけでも先ほどの格安販売の4回分を稼ぐことが出来ます。

特に通販だと受注・発送業務が4回から1回に減るだけでも、圧倒的に作業が楽になるのではないでしょうか?

 

このように、しっかりと利益の取れる値段を付けることで、少ない労力で稼ぐことが出来るようになります。

時間に余裕が出来れば、1つ1つの作品をより丁寧に作り込んだり、新作を作ったりと、制作活動にもっと時間を使えるようになりますよね。

 

繰り返しになりますが、

『売ること(売上)よりも、稼ぐこと(利益)が大切』

ということです!

作品の値段を上げるために、付加価値作りが必須

サラッと作品の値段を500円から800円に上げると言いましたが、

値段を上げるためには、お客さんに相応の価値を感じてもらう必要があります。

 

デザインスキルを身に着け、パッケージのデザイン性を高くしたり、想いを伝えるリーフレットを折り込んだりしながら、作品の付加価値をどんどん高めていきます。

 

ちなみに私が運営している物販事業では、商品に付加価値を付けまくっているため、原価の3~4倍の価格で販売してもお客さんに買ってもらうことが出来ております。

※私が実際に行った付加価値の事例は手の内全て公開!付加価値の高い商品開発の方法【開運グッズの事例】を参考にしてみてください。

 

柳井 謙一

せっかく自分が時間をかけ愛を込めた作った作品です。

しっかりと老りょに見合った価格がつけられるように、デザイン付加価値を付けていきましょう!

STEP5:デザインで世界観を演出する

ディズニーランド 世界観

作品を販売しながら、

・どんな人が自分の作品を買うのか?
・どんなところに魅力を感じてくれたのか?

なんとなくそういったことが分かるのであれば、パッケージや商品販売ページで自分なりの世界観を演出していきましょう。

世界観を演出することで、自分作品の明確なコンセプトや価値をお客さんに伝えることが出来ます。

 

例えば、温もりや人肌の温かさを伝えたいのであれば暖色系の色味で、手書き風の柔らかい字体を使うなどです。

※世界観の演出について詳しくはデザインで世界観を演出するを参考にしてみてください。

 

といっても、最初からいきなり世界観を演出するのは難易度が高いので、

まずは

1.雑なデザインを整える

2.シンプルでわかりやすいデザインにする

この2点だけを意識的に心がけるようにしてください。

無駄のない整ったデザインが作れるようになれば、それだけでもお客さんに『信頼(きちっとした)』と『心地よさ(分かりやすさ)』の印象が伝わります。

 

そうして無駄を省いて整えてから、自分の色を少しずつ加えて世界観を強くしていきます。

この流れが世界観を上手に演出するコツです!

STEP6:デザインで完成度を上げる

高品質 Quality

リピーターのお客さんは、あなたの作品がどんなものかは既にわかっております。

ただし初めて買うような新規のお客さんは、実際に手元に届くまではあなたの作品がどんなものかが分かりません。

そのため、どうしてもパッと見の印象で、信頼できる(買うに値する)作品かどうかを判断します。

 

そこで細部に至るまで完成度を上げていき、作品が与えるぱっと見の信頼感を高めることが必要になります。

例えばパッケージの場合、整ったレイアウト、余白の取り方、文字のメリハリ等、本当に細かい部分までこだわっていきます。

「神は細部に宿る」という言葉がある通り、こうして細かなところまで完成度をあげていくことで、作品が与える感覚レベルの信頼感が劇的に変わります。

 

 

もちろん最初からいきなり完璧なものを作ることはできません。

大切なことは完成度を上げ続け、信頼を高めていくという意識で常に磨きをかけることです。

これは後のブランドづくりにもつながる大切な考え方です。

 

柳井 謙一

時には名だたる一流商品を見て見ましょう。

細部にいたるまでデザインの完成度は非常に高いもので、完成度を高める勉強になりますよ!

STEP7:作品への想いや経緯を伝える

想い 経緯

作品への想いや制作の経緯も立派な付加価値です。

あなたの物づくりに対する想い、制作に至るまでの経緯に共感したお客さんは、作品により高い価値を感じ取るはずです。

さらに共感を得られると、強力な関係性がお客さんと築かれるため、何度も作品を買ってもらえる可能性が高くなります。

 

想いや経緯はメッセージ(文章)にして、チラシやパッケージ裏面、ノベルティカードにしてお客さんの目に触れるようにしていきましょう。

さらにデザインでビジュアル的な表現を取り入れ、相手にメッセージが直観的に伝わるように工夫していきましょう。

例えば「人とのつながりを大切にしている」というメッセージを伝えたい場合、丸みのある温かいフォントを使ったり、暖色系の茶や緑を配色するなどです。

 

まずビジュアルで興味を引く⇒それから文章を読んでもらう

ビジュアルで直観的にメッセージが伝われば、興味をもったお客さんに文章を読み込んでもらえる可能性が高くなります!

特にチラシなどで文章を読みこんで欲しい場合、この流れをうまく取り入れることで読んでくれる確率が格段に高まります。

 

【補足】デザインを外注して、制作に集中するなら

「作品作りにのみ集中したい!」

もしかしたらそんな考えの作家さんもいると思います。

 

デザインの外注方法として、ランサーズシュフティといった仕事募集サイトで外注デザイナーを探すという手もあります。

 

Lancers

 

当然のことながら外注費がかかるため資金力が必要ですが、制作に没頭したい方などは利用するのも一つの手です。

 

 

ただし、デザインを外注する場合でも基本的なデザインスキルは身に着けておきましょう。

基本的なスキルが身についてしまえば、自分のイメージを外注のデザイナーに伝えやすくなりますし、簡単な修正は自分でできるようになります(修正の追加料金がかからない)。

 

 

以上、ハンドメイド作家のためのデザイン戦略について解説していきました。

ハンドメイド作家として飛躍していくために、ぜひデザインスキルを身に着けていきましょう!


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柳井 謙一