
目次
モデリングとは?

モデリングとは既に完成されているデザインを参考に、デザインをしていくということです。
例えばチラシをデザインしようと考えているのであれば、すでに完成しているチラシを何部か集め、そのうち一枚をサンプルにしてデザインしていくということです。
なぜ?初心者でも綺麗なデザインができるのか

初心者でも綺麗にデザインができる理由は、完成度の高いものを参考に、それを真似していけば自然と完成度の高いものが生み出せるからです。
モデリングは対象の情報を詳細に把握できないと難しいのですが、視覚的なデザインであれば文字のサイズ、余白、画像の大きさ、見せ方等、モデリング対象の情報を隅々まで把握することができます。

自分のデザインが飛躍することに驚くはずです。
モデリングを千本ノックの感覚で行う

例えば野球でバッティングが上手になりたいと思ったら、コーチと千本ノックをしてバッティング能力を鍛えると思います。
何度も何度も同じことを繰り返すことで、自然とバッティングが上達していきますよね。
デザインのモデリングも千本ノックに近い感じで、例えば100種位の雑誌やリーフレットを集め、サンプルにしながらモデリングを繰り返します。
そうすると自然にレイアウトのバランスや、美しい配色、魅せ方のアイディアなど、感覚レベルでスキルが磨かれていきます。
回を追えば追うほど作業スピードが速くなり、質の高いデザインを0から生み出すことが出来るようになるはずです。

紙面のモデリングには定規を使う

モデリングする場合は定規が非常に役に立ちます。
特に紙面など手元で測れるものをモデリングする時は、必須と言っても過言ではありません。
例えば上下左右のマージンはどのくらいなのか?写真と文字の間隔は?といった感じで、定規を使いながらサンプルのレイアウトを図りながらデザインしていきます。

ビジネスも、モデリングから

ビジネスについても、モデリングからはじめることで成果が出やすくなります。
特に起業したての段階は、どうビジネスを進めていけばわからないので、売れているお店を参考に展開していきます。
ただし真似しやすいビジネスほど、あっという間に参入者が増えて市場が飽和するということが起こるのでご注意ください!
※Amazon転売などが良い例ですね
モデリングで基礎体力を付け、その後、独自性を出す

1.馴れない内はモデリングで基礎体力をつけていく
2.慣れてきたら自分の感性を入れ、デザインに独自性をだしていく
この流れで進めることが、初心者の内からある程度綺麗なデザインを作り、徐々にスキルアップしていくコツになります。
ちなみにビジネスも同様で、最初の方こそ売れているお店を真似していきますが、後に独自性を出し参入障壁を作ることが必要になります。

当時は学生だったのですが、課題が出される度に参考のデザインを探すことから始め、あとはひたすらそれを真似するといった感じです。
「デザインは独自性!ひとの真似をしてはいけない!」と言われますが、結果としてモデリングが何よりのスキルアップにつながりました。
デザイン初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
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柳井 謙一
柳井です。
今回は初心者でもデザインができるモデリングテクニックについて解説していきます。
デザインを学び始めたばかりの方はサンプルを見つけてモデリングしていくことで、経験値が低い段階でも質の高いデザインを生み出せるようになります。