

不敗の原則とは

孫子から不敗の原則を見てみると、下記の様に書かれております。

善く戦うものは不敗の地に立ち、而して敵の敗を失わざるなり
これを噛み砕くと
“自分の能力範囲内で絶対に負けない体制をとっておき、必ず勝てる時にだけ一気に勝負をかける
ということです。
『不敗の原則』の軸となる考え方なので、覚えておきましょう。
勝利を手にしても疲弊してしまったら…

たとえば起業をしたとして、ビジネスに熱中するあまり家族や健康を犠牲にしてしまうと、たとえ成功したとしても健康面や人間関係で悲惨な状況になってしまう可能性があります。
つまり、
『いくら勝利をつかんだとしても、手にするためにボロボロになってしまっては意味がない 』
これが不敗の原則のいわんとすることです。
現代風に言えば、『リスクマネジメントをしっかりする』とも言えますね。
不敗の原則の具体的な活かし方

不敗の原則とはつまり『リスクをいかに管理できるか』ということを理解してもらえたと思いますが、ビジネスの具体的な活用例として下記の様な活かし方が考えられます。
- 少額で資金で小さく始める
➡3~5万くらいから、家計に無理が生じない範囲で始める - 家族の時間を犠牲にしすぎない
➡ビジネスは家族が眠っている早朝にする - 健康面をないがしろにしない
➡忙しいからといって不摂生な食生活は避ける - 確実に稼げる時だけ無理をする
➡「今なら確実にいける!」そんな時だけ一時的に勝負をかける
まとめると
「低リスクで着実に進めながら、勝てるときだけ勝負する」
ぶっちゃけこれさえ守っておけば失敗を最小限におさえ、成功の度合いにもよりますが確実に成功を手にすることができます。
ビジネスだけでなく投資にも大切な考え方

不敗の原則はビジネスだけでなく投資においても活用できる考え方です。
不敗の原則を投資にとらえると
- 確実に儲かりそうな案件・時期に投資する
- 負けそうなときは、時期早々にスパッと手を引く
この2つが当てはまりそうです。
ここで1つ名言を

バカでも経営できる企業を探しなさい。
いつか必ずそういう人間が経営者になるのだから。
(世界一の投資家 ウォーレン・バフェット)
まさに不敗の原則を体現していると言えるのではないでしょうか。
私の投資実例
ここで実際に私が不敗の原則を活用して、成果を出してきた投資の手法を紹介します。
- 絶対にこけない手堅い投資先を選ぶ(リターンよりも安定)
- 毎月同じ額を積み立て、中立を保つ(ドルコスト法)
- 株価が下がった時にだけ一気に買い込む
- 後は回復するのをじっくり待つ
非常にシンプルですが、少ない投資額でも年率20%のリターンを得ることができた方法です。
最後に
以上、簡単にではありますが孫子の不敗の原則について解説してきました。
もし「孫子についてもっと学びたい!」
という方は、下記の本がオススメです。
一読しておくと、今後のビジネス・投資にかなり役立つと思いますよ!
ご拝読ありがとうございました。
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ヤナケン
こんにちは!
柳井です。
『不敗の原則』とは、今から2,500年前に孫武という人が書いた『孫子』という兵法書に記載された戦術です。
もとは戦争に勝つ戦略として書かれたものですが、現代でもビジネス界やスポーツの世界で応用され大きな影響力を持ち続けてきた書物です。
※ソフトバンクの孫社長は孫子を愛読していると言われております
今回は、そんな孫子から不敗の原則をピックアップして解説していきます。
この考え方を知っているか・知らないかでは、今後のビジネス・投資に大きな差が生まれますので、必ず身に着けておきましょう!