

※デザインの料金決めに悩んでいる方は「デザイナーの報酬の相場って? デザイン料金の決め方とその心得」を参考にしてみてください。
目次
選ばなければ仕事はあるけど…
デザインの仕事を探す際に1番手っ取り早いのがランサーズやクラウドワークスといった仕事募集サイトで案件を探すことです。
価格の安い案件がほとんどですが、スキル上達する実践の場としてとらえるか、または副業レベルのお小遣い稼ぎであれば、こういった場所で仕事を受注するのもありだと思います。
ただし独立を考えている場合、しっかりと作業に見合った報酬を得たい場合、この方法はあまり現実的とは言えません。


というのコンペ形式で当選しないと稼げない案件や、格安の案件がほとんどだからです。
しっかりと適正価格で稼ぎたいなら、こういったサイトに手を出さないほうが無難です。
デザイン1本で食べるとなると、気持ちに焦りが生じる
デザインで受注をする際、“焦り”は禁物です。
ところが、よほど高名なデザイナーまたは強力なコネがある場合は別として、無名の状態からデザイン1本で食べようとするとなかなか仕事が見つからず、どうしても気持ちに焦りが生じてきます。
「焦れば焦るほど、良い仕事が取れない」
これはデザインに限らずビジネス全体であるあるなのではないでしょうか??


結果として、忙しいのにまともな生活費すら稼げないという悪循環に陥りました。
高額案件を受注するには、
何よりも気持ちに余裕を持つことが大切
今までデザイナーとして歩んできた経験から、デザインで高額案件を受注する最大のコツは気持ちに余裕を持つことだと考えております。

もしデザイン1本で生活費が稼げないという場合、バイトや契約社員、他の副業をしながら他の場所で稼げるようにしておきましょう。

そうして本業の会社勤めをしながら、徐々にツテを広げてデザインの案件を探していきました。
独立した今でさえ物販で生活費を稼いでおり、デザインは暇があれば受注する位の気持ちで、良い案件だけを選ぶようにしております。
高額案件受注までの進め方
気持ちに余裕があり、なるべく高額なデザイン案件だけを受注したいと考えている方は、身の回りから地道に自分を売り込むことからはじめてみてください。
私の場合は会社勤めの時代に社内で様々なデザインをして実績を積み、徐々に自分の実績やスキルを周囲の取引先や関係機関に売り込むことから始めていきました。
といっても、いきなり相手に自分のデザインを売り込むことはせずに、まずは何でもよいので相手が所有しているデザイン(ウェブサイトやチラシなど)に対して改善点やフィードバックを返します。
例えば「御社のウェブサイト~を改善するともっと集客できると思いますが」といった感じに、相手に役立つ情報を提供していきます。
相手のためになる情報を出していくと少しずつ信頼関係が深まり、その内に「~を作ろうと思うんだけど、相談に乗ってほしい」とデザインに対するアドバイスを求められるようになります。
そうしてデザインの相談に乗りながら自分にもデザインが出来ることを伝え、実績やスキルを売り込むと、いつのまにか相談者がクライアントに変わりデザインの発注が貰えるようになります。
私は毎回この流れで受注を取るようにしており、結果として高額案件を頂くことが出来るようになりました。

なぜこのような面倒なステップを踏むかというと、一度信頼関係を構築してしまえば価格で比較されることがないからです。
というのも絶対の信頼関係から、クライアントは他の業者に目もくれないからです。
さらに自分のデザイン料が高めだとしても、信頼関係が深いクライアントの紹介があれば仕事はどんどん広がっていきます。

その場合は独立後のコネ作りというスタンスで取り組んでください。
デザイナーとして独立をしている場合
既にデザイナーとして独立をしている方は、会社勤めの時の様に取引先や関係機関のツテを活かし信頼関係を構築することは難しいかと思います。
ただし高額なデザイン案件を受けたいとのであれば基本的な流れは一緒で、まず信頼関係の構築から始めてください。

- 知人の経営者や店舗が諸州しているデザインに対して、改善点やフィードバックを返す
- デザインに関する相談に乗りながら、徐々に信頼関係を構築する
- 一度信頼関係が築けたら、デザインの受注を提案をする
この流れを焦らず着実に進めていけば、高額なデザイン案件を受注することが出来ます。

その場合はアルバイトや他の副業をしながら経済状況を整えることから始めましょう!
高額案件受注の鍵は“気持ちの余裕”と“信頼関係”
私が考える高額案件受注の鍵は
1.気持ちの余裕
2.クライアントとの絶対の信頼関係
以上2点です。
「焦っていきなり売り込むことをせず、余裕のある気持ちで信頼関係構築からはじめる」
このスタンスを厳守することで、ゆっくりではありますが高額案件の仕事が取れるようになり、幅も着実に広がっていきます。
現状、格安の案件しか取れていないというデザイナーの方、これからデザイン案件で稼ごうと考えている方は、私の進め方を何かの参考にしていただければ幸いです。

持論ですがクライアントから深い信頼を得るためには、デザインスキルだけでどうこうなるものではなく、日ごろから自分磨きを怠らず、人としての魅力を高めることも大切だと思っております。
やや偉そうになってしまい、すいません…m(__)m
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柳井 謙一
柳井です。
「デザインの仕事を受注したいんだけど、なかなか仕事が見つからない…」
または
「仕事はあるんだけど格安なものばかり…」
そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
私自身、デザイナーとして独立をしようとしたとき、仕事が見つからない・格安案件しか受注できないという壁にぶち当たったことがあります。
現在は壁を乗り越え高額案件を受注できるようになりましたが、高額案件受注にはいくつかコツがあります。
私の経験を踏まえ、高額案件受注までの進め方とコツを解説させていただきます。